「うぬぼれ」に気づくと楽になる
「もっと頑張れば、できるはずなのに」
「時間さえあれば、もっといろんなことができるはずなのに」
そんなふうに思って、できない自分に落ち込んだり、自分を責めたりすることはありませんか?
私はずっと、そんなことを繰り返してきました。
でも、自己基盤を学ぶ中で、あることに気づきました。
「できるはず」と思っていること自体が、もしかしたら“うぬぼれ”なのかもしれない。
「うぬぼれ」なんて言われると、ドキッとしますよね。
でも私は、自分の中にある「うぬぼれ」に気づけるようになってから、自分を責めたり、自己嫌悪に陥ったりすることがずいぶん減りました。
今日は、そんな私の経験を書いてみようと思います。
私たちは、案外「うぬぼれている」
自己基盤の講座で、近藤真樹コーチから時々、
「それは、うぬぼれよ!」
と言われることがあります。
最初に聞いたときは、びっくりしました。
だって普段、人から「あなた、うぬぼれてるよ」なんて言われること、無いですから(笑)
でも、ここでいう「うぬぼれ」は、
「私はすごい人間だ!」
と思っている、というような話ではありません。
ここでいう「うぬぼれ」は、実際の自分以上に「自分はできるはず」と思っていることです。
そして多くの場合、それは無意識のうちに起きています。
「できるはず」の私
私の場合は、
- がんばれば、思いどおりになるはず
- がんばれば、できるはず
- 時間があれば、何でもできるはず
こんな「できるはずの自分」を、無意識のうちに持っていました。
でも現実は、そんなに思いどおりにはいきません。
がんばっても、できないことはある。
時間があっても、できないことはある。
一生懸命やっても、うまくいかないことだってあります。
今なら当たり前だと思えるのですが、以前の私は、この現実をなかなか受け入れられませんでした。
「時間があれば何でもできる」と思って仕事を辞めた
私は4年前に仕事を辞めました。
それまでの私は、
「仕事が忙しいから、やりたいことができない」
と思っていました。
だから、時間さえあれば、私はもっといろんなことができるはず。
そう思って、一度仕事を辞めて、いろいろなことに挑戦してみることにしました。
この選択自体に、今も後悔はありません。
自分にそういう時間を与えてあげたことは、本当によかったと思っています。
でも、
「時間があれば何でもできるはず」
これは今振り返ると、まさに私の「うぬぼれ」でした。
実際に仕事を辞めて時間ができても、思ったようにできないことはたくさんありました。
- うまくいかない。
- 続かない。
- 思っていたような結果が出ない。
そのたびに私は、
「なんでできないんだろう」
「せっかく時間があるのに」
「私は何をやっているんだろう」
と落ち込みました。
そして、どんどん自分を嫌いになっていきました。
「うぬぼれ」と自己嫌悪はセットになっていた

今振り返ると、私の中ではこんなことが起きていました。
これを、何度も繰り返していました。
でも、
「がんばれば、できるはず」
という最初の前提を少し変えてみると、どうでしょう。
がんばっても、できるときもあれば、できないときもある。
うまくいくときもあれば、いかないときもある。
初めてやることなら、できなくて当たり前のことだってある。
そう考えると、
「できなかった」という現実と、「だから私はダメ」という自己否定は、別のもの
だと気づきました。

できなかった自分を責める前に、現実を受け入れる
もちろん、今でも思いどおりにならなかったら落ち込みます。
「あー、うまくいかなかったな」
「残念だったな」
と思います。
でも、以前と少し違うのは、そのあとです。
「まあ、そういうときもあるよね」
「これだけやっても、できないこともあるよね」
「そりゃ落ち込むよね」
そうやって、まず今の自分と現実を受け入れる。
そして、そのあとに、「じゃあ、次はどうしよう?」と考える。
私は、こっちの方がずっと現実的で、前向きな進み方だと思っています。
「できるはずの自分」に気づくと、少し楽になる
自己基盤に取り組んでいると、自分の中にあるいろいろな「うぬぼれ」に気づきます。
「これくらいできるはず」
「私はもっとちゃんとできるはず」
「がんばれば、何とかできるはず」
そして現実がそうならなかったとき、
「こんなこともできない私はダメだ」
と、自分を責めてしまう。
でも、もしかしたら。
ダメな自分を責めるより先に、
「私は、どんな“できるはずの自分”を持っているんだろう?」
と考えてみてもいいのかもしれません。
私自身、自己基盤に取り組んで3年。
最近ようやく、自分の中にある「うぬぼれ」を少しずつ自覚できるようになってきました。
すると、以前よりは自分責めや自己嫌悪が減りました。
「できなかった自分」も自分。
「落ち込んでいる自分」も自分。
そこからまた、次を考えればいい。
もし今、「もっとできるはずなのに」と自分を責めているなら、
できない自分を何とかしようとする前に、
「私、何を“できるはず”だと思ってるんだろう?」
と、自分に聞いてみてください。
そこに気づくだけでも、少し自分を見る目が変わるかもしれません。
「うぬぼれ」について、もう少し読みたい方へ
今回書いた「うぬぼれ」については、自己基盤講座の中で気づいた別の体験も書いています。
「がんばれば思いどおりの結果が出せるはず」という私の思い込みと、その奥にあった「ありのままの自分を認められない」という気持ちについて書いた記事です。

「自己基盤って何?」と思った方へ
この記事で出てきた「自己基盤」について、初めての方にも分かりやすくまとめています。

