先週、夜に父から着信がありました。
ちょうどそのとき用事があって、私は電話に出られず、後で不在着信を見てびっくり。
というのも、私は折り返し連絡以外で、父から電話をもらったのが初めてだったのです。
携帯電話を持って早四半世紀、初めての父からの着信でした。
「どうしたんだろう?」
「もしや母に何か?!」
動揺しつつ電話をしました。
電話に出た父から「お盆はいつ帰るんだ?」と聞かれて、拍子抜け。
実家に帰るときは、いつも母に連絡をしています。
なぜなら、父はLINE使えないし、メール見ないし、電話も嫌いだから。
そして、母から父に私の帰省が伝わるというわけです。
実家を出てから四半世紀、ずっとそうしてきました。
だから、今回すごくびっくりしたんですよね。
そして、用件を聞いて、拍子抜けして、ほっとしました。
それから、しばらくたったらなんだか嬉しくなりました。
お父さんは、私が帰るのを楽しみにしてくれているのかな。
そんなことを考えつつ、帰省の準備をしています。
たった一本の電話ですが、私にとっては嬉しい出来事でした。
3年前、実家の家族関係にモヤモヤと悩み続けていたころには、父からこんな電話をもらう日が来るなんて、想像もしていませんでした。
父のアルコール問題に悩んでいた私
私の父はずっとお酒の問題がありました。
お酒を飲んで私や私たち家族が望まない振る舞いをする父への嫌悪感。
そう思う自分への嫌悪感。
それでも父親からの愛情を感じるし、父のことが大切な自分。
私が自己基盤の考え方に惹かれたのは、父のお酒や家族とのコミュニケーションにずっと悩んでいたことも大きな理由の1つでした。
自己基盤に取り組んだからといって、他人は変えられません。
コーチングも自己基盤も魔法ではありません。
父は変わらずお酒を飲んでいます。
じゃあ、コーチングや自己基盤って意味あるの?
あります。
自分に向き合うことで、家族との向き合い方も変わっていくからです。
私の場合は、ずっと「こうあるべき」という理想の姿を、自分にも家族にも押し付けていて、そうでない現実にがっかりしていました。
自己基盤に取り組む中で、そういう自分に気がつき、父の、家族のあるがままの姿を尊重しようと決めました。
そのことで、
父の存在そのものが好きなこと。
過度な飲酒による父の行動は嫌なこと。
この二つを、切り分けて考えられるようになったんですね。
「父が嫌い」と「父の嫌な行動がある」は違う
「父が嫌い」なのではなく、「父の嫌な行動がある」。
そして私は、父のことが好きなんだ。
そう気づけたことが、私は嬉しかったです。
大切なものを握れている感覚
いつも優しくできるわけではないし、相変わらずイライラして、怒って、自己嫌悪することもあります。
尊重できる心の余裕をたもつために、実家には泊まらないことで一定の距離も保つようにしています。
でも、大切なものを握れている感覚があります。
父から電話がかかってきたことも、それを「嬉しい」と思えたことも、私にとってはその変化のひとつなのかもしれません。
お盆に実家に帰ったら、きっとまたイライラするでしょう(笑)
それでも、父と、家族との時間を大切にしてこようと思います。
もし、この記事を読んでいるあなたが、家族のことや、大切なんだけれど、どうしたら良いのか分からないことに悩んでいるなら、
自分自身と向き合うことで、見えてくるものもあるかもしれません。
私にとって自己基盤とコーチングは、そのきっかけになりました。
父との関係について、こんな出来事もありました。
以前、父の日に父へ手紙を書いたことがあります。
すると後日、父から思いがけず返事が届きました。
40年間で初めて見た、父の手書きの手紙。
驚いたけれど、嬉しかった出来事です。

「自己基盤って何?」と思った方へ
この記事で出てきた「自己基盤」について、初めての方にも分かりやすくまとめています。

