自己基盤とは何か？

先日、コーチングプレイスの基礎講座の自己基盤の回の講師をさせていただきました。
（普段はサポートなんですが、自己基盤愛ゆえに講師を仕りました♡）

今までも自己基盤についてアレコレ書いてきましたが、
ここでは、改めて自己基盤とは何かをシンプルに説明します。

自己基盤について

自己基盤について

自己基盤（パーソナルファンデーション）ができたきっかけ

コーチングの生みの親であるトマス・レナード氏が考えたプログラムです。
トマス・レナード氏は約３年かけて、人生が上手くいっている人々へのヒアリングを行った結果、このプログラムが生まれました。

コーチングの中に占める自己基盤の重要性

自己基盤の応用講座の近藤真樹コーチからは、日本にコーチングが導入された1990年代半ば、導入されたコーチングのプログラムの3分の1を占めるものがパーソナルファンデーションプログラムだった。と聞いています。

それぐらい、自己基盤はコーチングの中でも重要な役割を示すものです。

自己基盤（パーソナルファンデーション）とは何か

自分という人間の土台のこと。その土台にはたくさんの大切な要素が含まれています。

自己基盤は、人間を建物に例えるとビルの土台のようなもの。
その土台は、人生で重ねてきたたくさんの体験でもろくなっている部分があります。
土台がもろくなった結果、上の建物（私たちの人生）が、ゆがんだり、揺れたりしています。

私たちが人生を思いどおりに生きるためには、この土台である自己基盤に向き合っていくことが大切です。

※ビルの絵は近藤真樹コーチの株式会社コミュニケーション・ファンデーションから許可を得て使用しています。

人生を思いどおりに生きるために、私たちはいろんなスキルの勉強をすることがあります。
もちろん、それも大切です。
でも、それは上物を整えてるということ。上物を綺麗にしても、土台は整っていないので、仮にスキルを身に着けても欠乏感がある。結果、いつまでたってもグラグラする。
だから、土台を整えていくことが大切なんです。

自己基盤に取り組む方法

自己基盤に向き合うって具体的にはどうやるのか？
10の柱にじっくり取り組むことです。

自己基盤には10の柱と呼ばれるものがあります。
10の柱は、数多くの自己基盤プログラムの中で、トマス・レナード氏が特に重要としたプログラムです。

10の柱

妥協するのをやめる。Zap the Tolerations.
自分自身を完了させる。Get yourself Clear of the Past.
統合性を取り戻す。Restore your Integrity.
自分のニーズを満足させる。Get your Needs met.
境界を広げる。Extend your Boundaries.
基準を引き上げる。Raise your Standards.
蓄える。Create a Reserve.
家族の基盤を強くする。Strengthen your Family.
コミュニティを深める。Deepen your Community.
価値に向き合わせる。Reorient around your Values.

このプログラム１つ１つに丁寧に時間をかけて取り組みます。
コーチングプレイスの自己基盤応用講座としては、1つの柱に半年間かけて取り組みますが、各自が自分で取り組む分には明確な決まりはないので、自分のコーチと相談しながら取り組むことが大切です

一番大切なのことは、焦らないこと。
自分の中で自分とともに何十年も揺れながら育ってきた自分の土台です。丁寧に取り扱いましょう。

自己基盤がシステマティックなアプローチと言われる理由

自己基盤は、人生の質を向上させるためのシステマティックなアプローチと言われています。

自己基盤はコーチングの仕組みの一部だから

システマティックなアプローチと言われる理由は、自己基盤はコーチングの仕組みを前提にしているからです。

自分の内面に取り組むことは、1人では大変です。時におっくうだったり、辛かったり。楽しくないと、一人では続けることが難しくなります。
自己基盤は、コーチと一緒に取り組むことでその大変さを乗り越えることができます。そういう意味でシステマティックなアプローチなのです。

Myコーチと自己基盤を取り組む、それが一番大切なことです。

コーチングプレイスの自己基盤講座では、20人という受講生同士にシェアをしあうことで、自己基盤の持つ辛さを強さに変換していくことができるようになっています。みんなでシェアするってすごいパワーなんですよ。

誰でも取り組める

自己基盤を取り扱えるコーチがいれば誰でも取り組むことは可能です。
カリスマのアドバイスを何年も何十万円もかけて待つ必要はありません。
Ｍｙコーチとこつこつ取り組みましょう。

自己基盤は唯一無二の方法か？

唯一無二ではありません。自己の内面に取り組む方法はたくさんあるし、それぞれ素晴らしいものです。
ただ、やみくもにいろんな方法を探し回るのであれば、目の前にある自己基盤に取り組んでみるのが効果的、というだけです。
また、システマティックな仕組みでできているので、続けやすいというところはかなり秀でていると感じます。自分の内面に1人で黙々と向き合うことは、辛いことも多いし、長い目では続きません。

自己基盤に取り組んだその先は

自己基盤が強化されると、自分の人生を思いどおりに生きていけるようになると言われています。
（自分は何がしたいのか、どうなりたいのかが、見えてくるようになる）
現時点では、私自身はまだ実感が無いので、言われていますと書きました。ですが、自己基盤に取り組み始めて1年半。少しずつ自分が変化している感覚はあります。

私は、自己基盤に取り組んで、しんどいけれども自己を見つめていくことができてすごく良かったと感じています。
だから、私も自己基盤を大切にしたコーチングを提供できるようになりたいと思っています。

以上が自己基盤についての説明です。
自己基盤についての基本的な知識を説明しましたが、実際の自己基盤は頭で理解するものではなく、自分ごととして取り組んで体感するものです。