着物が諦められない
前回は、着物デビューして、着付けの練習を始めたものの、2カ月くらい?であっさり挫折したところまで書きました。(2017年1月に着物デビューして、夏には挫折してた。)
着物を着ている自分は素敵なハズ。自分の人生にとって、着物の選択肢は必要だ。だから、仕事の余裕ができたら、また始めよう。それまでは知識とアイテムを増やしておこう。
着物が諦められない、そんな気持ちで私は呉服屋やリサイクルショップをうろうろするようになりました。(2018はマンションリノベで忙しかったので、2019以降再び)
この記事では、着物が諦めきれずに行動していたときに発覚した仕立てのサイズが大きすぎたという衝撃の事実と怒り、相談できる人がいれば、について書きました。
正直、楽しい話ではなく、悔しい話です。
でも、これから着物を始める超初心者さんで、こういう人の参考になると良いなと思って書きました。
- 周りに相談できる着物詳しくて親しい人がいない
- イレギュラー体型(洋服を買うのに苦労するサイズの体型)だから仕立てたい
仕立てた着物がデカすぎた
以前着物を仕立ててもらった呉服屋。当時担当した店員さんはいなくなっていて、前から気になっていたベテランのカリスマ店員さんがいた(みずのしのぶさんのような雰囲気)ので、改めてそこで着物のいろいろ相談することに。
そこで、分かってしまったんですよね、、以前仕立ててもらった着物がデカすぎたことが、、
仕立ててもらった着物は、身丈と裄が合っているくらいで、身幅はぶかぶか。
思えば、着つけの練習をしているときに、おはしょりがでかすぎる、、くらいに布がめちゃくちゃ余っていました。
私はそこでいつも苦戦していて「着物って難しいな~。私って不器用だな。。」と思っていました。帯結びにたどり着く以前に、着物が着られないんです。
着付け教室の先生から、何回か遠慮がちに「その着物仕立ててもらったんだよね??」と聞かれていた理由も、そのときよく分かりました。私が「そうです。〇〇で仕立てました。」と答えていたので、先生はデカすぎなんじゃ?と思いつつ、きっと言えなかったんだと思います。。
そんだけデカけりゃ、着るの難しいよね、、
怒り
着物初心者だから、着やすいようにMyサイズで仕立ててもらったハズなのに、そのMyサイズがまさか大きいなんて想像もしていませんでした。
そして、初心者ゆえに気がつくこともできませんでした。
「着物って超超難しい。私は不器用だから、、」本当にそう思っていました。
今思えば、ぶかぶかの着物を初心者が着るなんて難しい、というかできなくて当たり前なのに。
それくらいぶかぶかの着物でした。
そういう仕立てをやって売っていた店員さんやお店に腹が立ちました。
そういう仕立てに気がつかなくて喜んでお金を払っていた自分、一生懸命練習しても難しくて着られなかった自分が気の毒でした。
この間違った仕立ての着物によって、私の着物道はあやうく挫折しかけましたが、カリスマ店員のアドバイスのおかげで、何とか持ち直しました。
今度こそMyサイズ
今度こそ、正真正銘Myサイズの着物を仕立てることにしました。
Myサイズの着物は、めちゃくちゃ着やすかったです。(あれは、ほんまに何やってん!(怒)レベルの着やすさでした。)
初めからきちんと仕立ててもらっていたら、余計な回り道をせずに済んだかもしれない。そう思うと、また怒り湧いてきましたが、済んだことを言っても始まりません。
その時の私にできたことは、前の着物の仕立て直し代の交渉。(ちなみに、これは仕立てから何年かたっているからと断られました。(悔))
今の私にできることは、こういうことがありました、と書いておくことです。
挫折から数年以内でカリスマ店員に出会えて、リカバリーできて良かった(と思うことにします)。もろもろ悔しいけど、これもまた身銭を切った勉強代(と思うことにします)。
洋服だって、中学生のころから、何回も何回も何回も悔しい悲しい思いをして、お金と時間と気力をたくさん使って、良い感じになってきたんだから。
それを考えると、着物も、こういう失敗を得てレベルを上げていくのかもしれないな。(とは言え、もうあまり失敗はしたくないけど。)
身近に気軽に聞ける人がいなかった
私は呉服屋のベテランの店員さんに相談をし直したことで、自分の仕立て着物が大きすぎたことようやく気がつくことができました。
でも、当時、私の身近に気軽に相談できる着物に詳しい誰かがいたら違ったのかもしれません。
着物の先生はうっすら気がついていたと思いますが、たぶん遠慮があって言えなかったでしょう。
もっと気軽な誰か、親せきや友人レベルの誰かが身近にいてくれたら、違ったかもなと思いました。(私の場合は、叔母が詳しいが、遠方に住んでいるので相談しませんでした。)
着物に慣れてきた今は、着物仲間も増えて、気軽に聞ける人もできました。
でも、着物って、一番知りたい初心者のころに気軽に聞ける知り合いが全然いなくて困りまくる、、ってあるあるなんじゃないかな。
もちろん親切な着物屋さん、オンライン、いろいろな仕組みでカバーすることは可能です。
私もそうやって少しずつ相談できる相手が増えてきました。でも、最初の方!!に相談できる人が少なくて苦労したんですよね。
私はまだ自分のために着物の工夫をする時間をメインにしていくけど、いつか、自分のこの経験を誰か初心者のために役に立てられると良いなと思っています。
次は、いよいよ着物再チャレンジ⑤前編(ヘアアレンジから?)です。お楽しみに~